日本の仏教史と宗派の起源|お寺の宗教

仏教

本ブログで、様々な宗派のお寺を紹介してきましたが、ここでお寺の宗教である仏教の歴史についてお話ししたいと思います。

 

日本の仏教史と宗派の起源

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解釈の違いによって分裂

仏教とは、インドでお釈迦様の教えをもとに開かれた宗教です。その目的は「悟りを開いて苦悩を捨て去り、ブッダになること」にある。ブッダとは、仏のさとりを開かれた方のことで、お釈迦様のことです。

悟りを開く方法について、お釈迦様は相手の素質や境遇に合わせて説き分ける方法を選びました。つまり、一人ひとりが違う言葉で教えを受けたのです。そのため、お釈迦様が生きていた時代は、万人に共通する形式化された経典は存在しなかったのです。

お釈迦様が亡くなった後、その教えが薄れてしまうことを恐れた弟子たちは、お釈迦様にいわれた言葉やそれぞれの解釈を書き残していきます。これがおよそ3000という膨大な数の仏教経典になります。

やがて仏教は、数多くの経典とともに中国に伝わる。中国は儒教の国であり、昔から師弟関係のある学派が数多く存在していた。そのため仏教にふれた者は経典の解釈を求めて信頼できる師を仰ぎ、自然といくつかのグループに分かれていった。これが仏教の各宗派になったのです。

日本に仏教が伝わったのは飛鳥時代の頃。中国から朝鮮半島の百済を経由してやってきました。当時の日本の仏教は百済仏教そのもので、ほかの宗派までは伝わっていませんでした。

やがて、奈良時代になると、中国から初めて6つの宗派が輸入されます。これが法相宗、華厳宗、律宗、三論宗、倶舎宗、成実宗という「南都六宗」です。この時代の仏教は、宗教というより経典の解釈を目指す学問としての色が強く、お釈迦様の教えを広めたり修行をしたりするものではありませんでした。

平安時代になるとそれに反発するかのように、ただの学問ではなく日本流のアレンジを加えて衆生を救おうとする2人の僧が現れました。それが最澄空海です。

 

十三宗が固定化される

最澄空海は遣唐使の一員として中国に渡り、当時の中国で流行していた密教の要素を日本にもちこみました。そして最澄が天台宗、空海が真言宗を開きます。それまで大陸直輸入でしかなかった仏教から、日本オリジナルの宗派が生まれた瞬間でした。

ここから日本の仏教界は一気に加速します。平安時代から鎌倉時代にかけて、浄土宗、浄土真宗をはじめとした宗派が次々に誕生しました。そして江戸時代に黄檗宗が生まれ、日本仏教の代表的な十三宗派が出そろうことになります。

ここで、江戸幕府は、民衆に大きな影響を与える仏教教団を統制するための政策を実施しました。そのひとつが「本末制度」と呼ばれるものです。本末制度とは、各宗派の寺院を重層的な本山・末寺の関係に置くことです。小さな寺院を末寺、大きな寺院を本山というが、全国にあるすべての末寺を特定の本山に管理させ、勝手に新たな寺を建立することを禁止しました。

加えて幕府は、庶民をいずれかの宗派に所属させる「檀家制度」を実施しました。「檀家」とは、特定の寺に所属して寺を支援する家のことを指します。

この目的は、キリシタン禁制を名目として、宗旨人別帳の作成を法令化し、民衆がどの宗教宗派を信仰しているのかを定期的に調査し、把握するようになりました。民衆のキリスト教信仰を禁止し、必ずどこかのお寺の檀家になるように法令化されていたほか、お寺の檀家であり、キリスト教信者ではないことを証明するための寺請証文をもらうことが義務付けられていました。こうした管理の結果、日本では新宗派を興すことができなくなり、戦前まで十三宗五十六派という数で固定されることになりました。

江戸時代の頃は、どこか特定の寺院に檀家として所属することが義務付けられていましたが、時代が進み、檀家になるかどうかを選ぶことができるようになりました。その名残でしょうか、よくお葬式に参列した場合、この家は何宗であるとか言いますよね。

また、「檀家制度」は、「寺請制度(てらうけせいど)」、あるいは寺檀制度(じだんせいど)」ともいいます。

開宗年 宗派 宗祖 大本山、総本山
660年頃 法相宗 道昭 興福寺、薬師寺
740年 華厳宗 良弁 東大寺
759年 律宗 鑑真 唐招提寺
806年 天台宗 最澄 延暦寺など
816年 真言宗 空海 金剛峯寺
1117年 融通念佛宗 良忍 大念佛寺
1175年 浄土宗 法然 知恩院
1224年(諸説あり) 浄土真宗 親鸞 本願寺、東本願寺など
1191年 臨済宗 栄西 妙心寺、建長寺など
1227年 曹洞宗 道元 永平寺、總持寺
1253年 日蓮宗 日蓮 久遠寺
1274年 時宗 一遍 遊行寺
1661年 黄檗宗 隠元 萬福寺

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