律宗|ルールを守れば調和の世界に到達する

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南都六宗の一つである律宗の紹介をします。律宗の教義の特徴としては、「律」が中心になっている点が挙げられます。修行僧が守るべき規範や罰則などを定めた「律」は、律宗の教義の中ではとくに重要と考えられています。

律宗とは

宗祖/鑑真(がんじん)

日本伝来/759年

主な経典/『四分律蔵』『梵網経』

本尊/廬舎那仏

大本山/唐招提寺

特徴/南都六宗のひとつ。「経」「律」「論」からなる仏教典籍「三蔵」のうち、「律蔵」を中心とする宗派。厳しい戒律を自主的に守ることで、ブッダの道が開く。

 

5回の失敗と失明しても来日に成功した鑑真

法相宗、華厳宗、と続く南都六宗のうち、現在も残る最後のひとつの宗派が律宗です。仏教関係の典籍は、お釈迦様の教えを記録した「経」、僧や信者が守るべき戒律を記した「律」、それらに注釈を加えた「論」の3つにまとめられます。律宗はそのうち「律」に重きをおいていることが、宗派名の由来となっています。ようするに律宗はルール(戒律)をしっかりと守り、それを実践していこうとする宗派なのです。

法相宗や華厳宗が伝わり、仏教が発展してきた奈良時代の日本の僧たちは、その研究ばかりに意識が向いており、戒律がいい加減になっていました。聖武天皇はそれを正すため、戒律を重んじる律宗の高僧を唐から招くことにしました。
そこで白羽の矢が立ったのが、唐の大明寺で4万人以上に戒律を授けたという鑑真でした。鑑真は律宗を大成させた道宣の孫弟子にあたる人物でもあるので、最適の人材であった。唐の鑑真に日本に来てもらうように説得に向かったのは、栄叡(ようえい)、普照(ふしょう)という2人の僧でした。第10次遣唐使船に乗り、唐へ向かって出航したのです。

当時は航海技術が未熟で、海を渡るだけでも命の危険があるにもかかわらず、鑑真は快く引き受けてくれた。

問題はここからであった。栄叡(ようえい)、普照の2人は鑑真を連れてさっそく日本に帰ろうとしたのですが、港の役人に止められてしまいます。鑑真の弟子が自分の師を海に出したくないという思いで、役人に「栄叡(ようえい)、普照は海賊の仲間だ」とうその密告をしたためです。それでも鑑真はあきらめず、2度目の渡航に挑戦します。今度は海に出られたのですが、暴風に襲われて引き返すことに。3度目も同じく暴風によって失敗し、4度目には「もう無理して行かないで欲しい」と願う弟子たちによって、鑑真は寺に連れ戻されてしまいます。諦めきれない鑑真は、寺を飛び出して5度目の渡航に挑戦しますが、やはり失敗となりました。この時点で鑑真は失明しており、栄叡(ようえい)も唐で病死してしまいました。それでも鑑真は初心を貫き、6度目の渡航に挑戦して、ようやく日本にたどり着きます。

最初の渡航から10年以上もかかっての成功でした。来日した鑑真は、さっそく東大寺に戒壇(戒律を授けるための場所)を設け、多くの人々に戒律を授けていきました。そして唐招提寺を創建して、そこを律宗の根本道場としたのです。

律を自主的に守る戒

律宗が重視する戒律とは、「戒」と「律」を組み合わせた中国の造語とされています。「律」はインドで仏教教団が確立された時、秩序維持の規範をつくるために決められたもので、「戒」はそれらのルールを自発的に守ろうとする姿勢を指します。

律宗の「戒」、大乗仏教の求道者の守るべき戒めには、大きく3つに集約されます。仏の定めたおきてを守って、悪を防ぐ、「摂律儀戒」(しょうりつぎかい)、みずから進んで、ありとあらゆる善を実行するという「摂善法戒」(しょうぜんほうかい)、人々の幸せのために尽力する「摂衆生戒」(しょうじゅしょうかい)。このうち「摂善法戒」と「摂衆生戒」は、インドの上座部仏教(旧小乗仏教)にはない大乗仏教特有の考え方です。この3つの戒を身口意(しんくい)(行動、言葉、精神)にわたって、実践することが、悟りを開く道に通じると律宗は説くのです。そのために行われるのが、高僧が戒律を授ける「授戒」という行為です。これを行うことにより、授戒された者は無意識のうちに諸悪煩悩を遠ざけ、戒律を遵守する力が働くとされています。

上座部仏教と大乗仏教

上座部仏教(じょうざぶぶっきょう)・旧名称<小乗仏教>

「乗」とは教えの事で、乗り物にたとえられ、小乗とは小さな乗り物です。なぜなら、出家して厳しい修行を積んだ僧侶だけがさとりを開き、救われます。したがって、修行をしたわずかな人が救われ、一般の人々は救われません。お釈迦様の没後の、長い間この思想が定着していました。
★ 主要国 スリランカ、タイ、カンボジア、ラオス、ビルマなど

大乗仏教(だいじょうぶっきょう)

小乗仏教では修行をしたわずかな人しか救われず、一般の人々は救われません。しかし、お釈迦様はすべての人々を救いたかったはずである、という思想のもとに誕生したのが大乗仏教です。大きな乗り物ですべての人々を救う事を目的とします。日本に伝えられた仏教は、すべてがこの大乗仏教を基本にしています。
教えの違いにより「顕教(けんぎょう)」と「密教(みっきょう)」とに分かれています。
★ 主要国 日本、中国、チベット、朝鮮半島

 

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